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2010年10月25日

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燻製とモルトウイスキーの聖地へ

燻製とモルトウイスキーの聖地へ。

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山梨県にある、サントリー白州蒸溜所。
スモーキーなモルトで知られる白州に、
モルトと燻製を求める旅に行ってきた。



山梨県、南アルプスは甲斐駒ケ岳の麓にある白州へ、
新宿から特急あずさなら2時間ほどで小淵沢駅に降り立つ。

ここからタクシーで10分あれば白州蒸溜所に着くのだが、
秋晴れの気持ちいい朝だったので、蒸溜所まで歩いてみることにした。

小淵沢の高台から、甲斐駒ケ岳が見渡せる。

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ちょうど上の写真の甲斐駒ケ岳(一番高い山)の
真下あたりの森に抱かれるように、白州蒸溜所があるのだ。

1時間ほど歩いて白州蒸溜所到着。
秋の空気がひんやりとあたりを包んでいる。

まずは工場見学のガイドツアーだ。

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このウイスキー博物館の1階で申し込み、

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いざ、ガイドツアーへ。
まずはウイスキーの製造工程の説明をうけ、
仕込みや、木桶でできた発酵タンクを。

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発酵を終えたもろみは、この蒸留釜で
1000度にも達する高温で蒸留され、これを2回繰り返す。

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蒸留が終わったウイスキーは、焼酎のようなまだ無色透明の液体。
ここからウイスキー特有の熟成工程、樽で8年、10年、
長いものでは20年を超える年月の間、じっくりと寝かされ、
樽の木の成分がウイスキー原酒に染み込んで
美しい琥珀色へと変化していくのだ。

さて、その樽の貯蔵庫に行く前に、樽の内側に焼きをいれ
木の成分が染み出しやすくする工程見学。

ウイスキーの樽は1度だけでなく、何年かウイスキーを寝かせた樽を
100年くらいの間、何度か使いまわすので、
次のウイスキー原酒を詰める前に、「リチャー」といって
もう一度樽の内側を焼いて、
ウイスキーを熟成させる樽の力を蘇らせるのだそうだ。

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点火して最初は、ほんの少し火の粉がちらちらするぐらいだったのだが
樽に染み込んだウイスキーのアルコールで、
火をつけた樽の内側は、あっという間にこんな火炎に包まれる。

頃合いを見計らって、リチャーの職人さんが
ひしゃくに一杯の水で、この炎を消し止める技は圧巻。

まさにひしゃくの水が飛ぶ瞬間。

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一発消火!

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お見事っ!
ほんの一瞬で樽からは水蒸気だけが立ち上る。

次はモルトウイスキー原酒が眠る貯蔵庫へ。
ひんやりとした空気の中に、漂う甘いモルトの香り。
うーん、飲みたい。。。

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この1棟の樽貯蔵庫でいったい何千樽のウイスキーが眠っているのか、
というくらい中は広い。
うーん、これは一生かかっても飲みきれんな(笑)

さいごにテイスティングルームに戻って、
白州10年のハイボールを試飲。

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森の中の緑を思わせるような爽やかなスモーキーフレーバー。

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2杯目には白州12年を南アルプスの天然水で
割ったおいしい水割りをいただく。

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これで1時間ほどのガイドツアーはおひらき。

さて、続いて燻製道士が向かったのは、

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テイスティングルームの横にある、ファクトリーショップ。

ここには、白州蒸留所で作られている定番ウイスキーのほかにも
珍しいレアなモルトも販売している。

白州18年。

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これは滅多にお目にかかれない、白州の25年もの。

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いったいいくらするのかは・・・笑
 【サントリー白州蒸溜所】「 白州25年 」 サントリーシングルモルトウイスキー白州25年 [ 容量...

さて、レアモルト以外にも、ウイスキー樽のスモークチップで作られた
燻製とのオリジナルセットなんてのもある。

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しかし、今回このモルトと燻製の聖地を訪れたわけは・・
これ、なのだ。


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白州蒸溜所ファクトリーショップに
燻製道士の「男の手作り燻製」を置いていただいているのだ。

しかも、同じウイスキー関連書籍のコーナーには、
私も愛読している、素晴らしいアイラ島紀行の本、
村上春樹氏の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」。

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「行きつけの店」などの著書を敬愛する山口瞳氏と
開高健氏の共著、「やってみなはれ みとくんなはれ」

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そんな大先生の方々の本の横に
我が燻製本が置いてあるのが嬉しいやら恥ずかしいやら。。。

思わずショップの店員さんに、ありがとうと、
涙を流しながら両手を握り締めそうになったが、
怪しい人物と通報されそうだったので、
すんでのところで思いとどまった(笑)

さて、まだまだこの聖地での話は続くのだが、
白州蒸溜所謹製の燻製と、モルトの話はまた後日。

(つづく)

【白州蒸留所ホームページ】
 白州蒸溜所

【村上春樹氏と山口瞳氏の本】
 もし僕らのことばがウィスキーであったなら
 行きつけの店
 やってみなはれみとくんなはれ


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コメント一覧

1. Posted by akemi   2010年10月25日 15:28
白州!
行こう行こうと思いつつ、まだ見学に行けてません。
美味しそうなオツマミの付いた有料見学会もあるんですよね。
ウイスキー樽…消火はひしゃく一杯の水で一発消火ですか!
それはすごい!まさしく神業ですね。
実際に見てみたいなぁ〜〜〜。

本にサインはして来なかったんですか?
直筆サイン入り…喜ばれると思いますよ〜。
2. Posted by まめぞー   2010年10月25日 21:02
はじめてお邪魔しました。

どれもこれも、めちゃくちゃうまそうですね〜!
酒飲み心をそそります。
また、お写真も素晴らしいですね~。
ご本、ぜひ拝見したいです。

白州、飲みたい〜!
3. Posted by 燻製道士   2010年10月26日 05:32
>akemiさん
コメントありがとうございます!

 > 白州!
 > 行こう行こうと思いつつ、まだ見学に行けてません。

ぜひ、山梨の山を登るついでに行ってみてください。

 > 美味しそうなオツマミの付いた有料見学会もあるんですよね。

11月の「オードブルと愉しむ白州」は、もう残席わずかだそうです。

 > 本にサインはして来なかったんですか?
 > 直筆サイン入り…喜ばれると思いますよ〜。

その場で即売会やればよかったですかね(笑)


4. Posted by 燻製道士   2010年10月26日 05:35
>まめぞーさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!

 > 酒飲み心をそそります。

白州蒸溜所、森の中にあるとっても癒される場所です。
続きの記事で詳しく書きますが、
ここで飲る、森香るハイボールは最高でした。

白州は大きな街場のいいバーにいけばなにがしかあると思うので
ぜひぜひハイボールで飲んでみてください。
拙著もどうぞよろしくお願いいたします。
5. Posted by ひつじや   2010年10月27日 17:22
おぉぉ!偶然ですね!
先週末 私は山崎に行っていました
やはり ファクトリーショップで「男の手作り燻製」を発見!
山崎では平置きではなく全ての本が立てて陳列されていたので
物色するフリをして燻製本をさりげなくショーケースの上に広げてその場を去りました

あー サイン会してくれれば3冊目になったとしても買ったのに・・・
と思いつつ

というわけで サイン会と即売会 熱烈希望です!
6. Posted by 燻製道士   2010年10月28日 04:47
>ひつじやさん
コメントありがとうございます!

 > おぉぉ!偶然ですね!
 > 先週末 私は山崎に行っていました
 > やはり ファクトリーショップで「男の手作り燻製」を発見!

なんとっ!
すんごいタイミングですねー。

 > 物色するフリをして燻製本をさりげなくショーケースの上に広げてその場を去りました

販促活動、ありがとうございます!(笑)
またすでに2冊もお買い上げとは、
重ねて御礼申し上げますー。

サイン会・・・ 大阪の大手書店でやらせてもらえないかな(爆)

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